SONY FS5 FSRAWの現像とかを自分メモするページ
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このページでは今回購入したビデオカメラ SONY FS5でのRAWムービーの現像に関してメモしていくページです。記載内容はわたしの勝手な解釈で記載してますので誤った情報の可能性ありますのでご容赦 ください。

■機材
カメラ:PXW FS5
レンズ:Canon 8-15mm F4 Fisheye
レコーダー:Atomos Shogun Flame
ハウジング:Nautilus NEO


■収録形式
Slog2やSlog3のガンマカーブを使用した設定でカメラから出力されるFSRAW(12bit)をAtomosにてCineDNGで圧縮せずにその まま収録しようと試してる最中です。

■確認内容 Atomosで収録したCine DNGにはソニー提供の3D LUTを適用すべきか?

結論:適用するとべきではない。

チェックポイント:
AtomosにFSRAW形式で収録する際に同時に、カメラ本体のSDカードにHDサイズで収録できるのですが、そのSDカード側に収録されてる映像デー タに対して、DavinciResolveにてソニー提供の3D LUTを適用すると、ちゃんと教科書どおりというか、よく雑誌などに掲載されているように元データのねむい映像からちゃんと色が再現された映像に復元され ます。



3D LUTを適用前と適用後を並べてみると正しく3D LUTが適用されてることがわかります。(下の画像で左側がカメラ本体でSDカードへ記録した映像データで右側がDavinciで3D LUTをあてたあとの映像です。



つぎにAtomos側で収録されたCine DNGファイルに対して同様のことを行うと、色が暗い方向へ修正されてしまいました。(別のタイミングで収録 したSlog3での映像に対して確認したので、厳密な意味では前期のSDカードに収録した映像とは条件は異なりますが)



下記の映像では、3D LUT を適用前と適用後を並べてみてもSDカードに収録された映像は状況が異なることがわかります。(左側がオリジナルのCine DNGファイルで右側が 3DLUTを適用後の画像です)


次にDavicinのカラーマッチ機能を利用して色補正してみました。まずはソースガンマをSlog3で映像に合わせてみましたがやはり暗い感じに変換さ れました。(もちろん前記で適用した3D LUTは適用しない状態からのカラーマッチを実施してます)



つぎに一旦上記で適用したカラーマッチを解除後に、ソースガンマをRec709を選択してカラーマッチを実施してみました。これはいい感じに色が復活して きました。



そこで露光量だけプラス方向に+2.8してみたのが以下の画像です。


映像の波形としては下記のような感じ。



ちなみに今回RAW収録する際には、リ ンク先のチャップマンさんの推奨設定に従って、収録時に事前に+1.5を明るめに収録してます。

【結論】
なので、とりあえず Atomos で収録したCine DNGに対しては3D LUTは使用せず、撮影時に収録したカラーチャート画像があれば、それをガンマRec709の映像としてカラーマッチしたあとに色の修正をしようかと考え てます。
ただしこの方法が正しいかはまったく根拠はありません。もし「CineDNGの処理、正しくは○○を最初に補正すべき」とご教示あればメールで連絡いただ けると嬉しいです。

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